セルフ写真館はセルフだからこそ楽しいのだ、という話

レビュー

はじめに

セルフ写真館をご存じですか?

韓国発祥の娯楽らしく、個室で用意されたカメラを使って一定時間自分たちで写真を撮りまくることができるというものです。

正直初めは写真撮影なんてどこでもできるし、何ならカメラも自分のものを持っているし、お金を払ってまで行うものなのだろうか?
と思っていました。

しかし行ってみると意外や意外、とても楽しかったです。パートナーと一緒に行きましたが、これまで行ったデートの中でも指折りで印象深いのがこのセルフ写真館でした。

そして、最初の僕と同じように「なんでお金払ってまで自分たちで撮影…?」と疑問を持っている方は(特に男性は)少なからずいるのではないかと思われます。ですから、今回は簡単な体験記と伴に僕が思うセルフ写真館の魅力をお伝えできればと思います。

彼女に誘われて、「なんやねんそれ…写真ならいつもとってるやん。。。」と思っている彼氏さんや旦那さんが腰を上げてくれるきっかけになればと思います

体験記

今回訪れたのは京都府の京都河原町駅のすぐ近くにあるSelkaというお店です。

場所も一応載せておきます

入店から退店までのざっくりした流れをお伝えすると

受付 ⇒ 準備 ⇒ 撮影 ⇒ 写真選び ⇒ フォトカード受領
となります。順番に簡単に説明します。

まず受付でプランを選びます。
プランはいくつかありますが、僕たちはカラー撮影 15分(1500円/人)を選びました。
ちなみにモノクロ撮影でも料金が一緒でした。面白いですね。
何で白黒撮影なのに同じ値段!?と思ってしまいますが、おしゃれだという理由で選ばれる方もいるようですね。

受付が済むと撮影ブースに移動して撮影開始です。三脚に設置されたミラーレス一眼と簡単な小道具(花束や、カメラのレプリカ、風船など)が置いてあり、自由に撮影ができます。
レリーズ(シャッターを遠隔できれる機器)を渡されるのでシャッタボタンを押しに行く必要はありません。

思う存分写真を撮りましょう。
出来上がった写真はこんな感じになりました(唯一の被写体である自分たちの顔を隠してるのでもはや何の写真なのかわかりませんけどね笑)

セルフ写真館で取れた写真

撮影後、撮った写真はすべて電子データでもうことができ、さらにその中のお気に入りの1枚をフォトカードとしてもらうことができます。

僕が訪れた2021年12月は選んだ写真をラミネート加工してくれたのですが、現在はスリーブに写真を入れる仕様に変わってしまったようです。
個人的にはラミネート加工のほうがよかったと思うのですが…。

僕が思うセルフ写真館の魅力

さて、ここまでセルフ写真館の体験記を書いてきました。ここからはさらに踏み込んで僕が思うセルフ写真館の魅力をお伝えしていきたいと思います。

大きく分けて2つあります。順番に説明します。

自分たちが被写体、兼カメラマンであること

セルフ写真館では個室に入ってしまうと自分たち以外に人はいません。
ひたすら15分間写真を撮り続けるだけになります。「撮影開始でーす」とお店の人が言い残して去って行ったのち、とりあえずテキトーに写真を撮ってみるのですが、緊張もあって表情が硬くなりがち。

それを通常の記念撮影であればカメラマンが「もっと笑ってー」とか「あごひいてー」とか指示を出してくれますよね。

ところがセルフ写真館ではそれを言ってくれるカメラマンはいません。その名の通りセルフなので。

そこで自分たちで写真を見てこう思うわけです。

「表情、硬っ…」

じゃあ次はもっと笑って撮ってみよう!となるわけです。

そして撮った写真を見て思うわけです。

「なんか背筋曲がってるな…」


だから今度は背筋をシャキッと伸ばして撮影をしてみるわけです。そして思います。


「もっとおしゃれなポーズないのかな…」

こんな風に自分たちだけが映った写真を自分たちが見て、それをよくするために同伴者とともに、あーでもない、こーでもないと言いながら写真を撮っていきます。

いつしか小道具も使い始め、それでふざけて自然な笑顔も出てくるようになります。この時にはもう最高の写真が撮れています。
つまり何が言いたいのかというと、このように試行錯誤してとる過程がとてもに楽しく、印象にも残るということです。
一緒に良い写真を撮ろうと同伴者と創意工夫をするからこそ、良い思い出になるのかもしれません。

お金を払った特別な撮影であるということ

スマホカメラがある今、セルフ写真を撮る機会はいくらだってありますよね。
しかし、15分間自分たちだけを撮り続けることがあるでしょうか?

このようにお金を払った特別な撮影でもない限り、真剣に取り続けることはないのではないかと思います。

そして15分間、一緒に行った人と写真を撮り続けるという行為はその人と自分のみを意識する時間になります。

だからこそ、印象に残りやすいのかもしれませんし、そして振り返ってみたときに思い出されやすいのかもしれません。
これはSelkaならではかもしれませんが、京都という立地条件のために着物を着て撮影に来られる人も多いようです。

そういう特別な日に特別なセットで写真を撮るという行為に意味があるのでしょうね。

さいごに

以上、本日はセルフ写真館について、その体験記と僕なりに考えた魅力について語ってきました。

冒頭にも書いた通り、おそらくこの記事にたどり着く方の中にはセルフ写真館という文化に懐疑的な人も多いかと思います。

僕の記事を見て、なるほど、面白いのかもしれないな、と思ったら是非一度足を運んでくれたらと思います。リーズナブルですしね!

それでは今日はこの辺で。

おぱんだぱんださん

現在技術系の職員として会社員勤務する傍ら趣味のカメラをもう少し発展させたいと思って奮闘中。 今日もカメラと生きちゃった。と思えるくらいカメラとの時間をどんどん増やしていきたいと思っています。 フォトスポット情報や商品レビュー情報、カメラの知識を通じて皆さんのお役に立てる情報を発信していきます。 ↓↓↓Instagramで撮った写真上げています。

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