関西地方に移り住んできて早1年半、2年目の夏を過ぎた今でも地元の友達に関西のおすすめスポットは…?と聞かれてもなかなか自信をもって答えることができませんでした。USJやなんばはみんな知っているところだろうし、住んでいる人だからこそ知っている場所となるとなかなかないな…と。
ですが、ついに今回、自信をもっておすすめできる関西の観光地を見つけることができました…。
それは…なんと土手です!
といってもただの土手ではありません。上空をおっきい飛行機がかすめていく、千里川の土手です。
鳴り響く轟音とともに頭上を駆け抜けていく飛行機は迫力満点です。ただの土手なのに気づけば3時間くらいキャッキャツしておりました。
そして伊丹空港といえば、離着陸時のライトアップ写真が有名かと思いますが、今回はスマホでも全然撮影できてしまうポートレート写真が楽しかったという話をしていきたいと思います。
観光目的で伊丹空港に行ってみたい、という方が楽しい写真を撮影できる場所とその撮影方法をご紹介したいと思います。
千里川土手の基本情報
まずは千里川の土手の基本情報をまとめておきます。
休日に2回ほど訪れたことがありますが、両日とも人が結構いました。飛行機が見えるエリアに100人くらいは常にいる感じでしょうか。
どうしても飛行機が通る真下のエリアは混雑しやすいので、譲り合いになりますね。
それからボランティアなのかわかりませんが、この場所で到着する飛行機や離陸する飛行に情報を案内してくれる方がいます。
どこから情報を仕入れているのかわかりませんが、次ジャンボジェットが来るのは〇分後、といった形で飛行機の大きさと時間を教えてくれるので、いつまで滞在しよう、というのを決めやすいです。
この方の案内によると、飛行機が多い時間帯、少ない時間帯はどうしてもあるようです。
公式のフライトスケジュールなどを参考に飛行機の便数が多い時間を狙って出かけるとよいかもしれませんね。
伊丹空港の写真といえばこれ
伊丹空港もとい大阪国際空港の写真というとやはりこういうものを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
大阪国際空港は関空や羽田空港、セントレアのように海に面した空港ではなく、内陸にある空港です。
よって周りには普通に町があり、その景色が少し特殊です。
千里川土手から空港を挟んで反対側に宝塚市の山があります。この山の上にたくさん住宅があるため、飛行機を望遠で撮影すると住宅街の夜景がキラキラとなって映り込むわけです。
しかし、このような写真を撮るには望遠レンズが必須であり、多くの人が持っているスマホカメラでは到底撮影できません。
そこでぜひ挑戦してほしいのが次節で述べるポートレート撮影です。
飛行機がメインの場所だからこそ人を。
伊丹空港に来ると多くの人が飛行機のみを撮影します。
まあそりゃせっかく空港に来たのだから当たり前なのですが…。
ただ、そんな空港だからこそぜひ「人」をセットで撮っていただきたいのです。
飛行機の風圧が被写体の髪や服をなびかせ、その大きさと迫力を引き立たせるのです。
ここではつたない写真ではありますが僕が実際に撮影した写真とその撮り方、具体的な場所や条件などを解説していきます。
撮影時のポイント
★昼間の明るい時間に撮影
★大型機を狙う
★広角レンズ、できれば超広角レンズで
★おすすめの撮り方2選
昼間の明るい時間に撮影
突然ですが、飛行機は着陸時に200~300km程度出ているそうです。
そのため、これをカメラで写そうと思うと、シャッターを切る速度=シャッター速度を速くする必要があります。
なぜならシャッター速度が遅くなってしまうと、その間に飛行機が移動してぶれた写真になってしまうからです。
そして、暗い場所ではそのシャッター速度が遅くなってしまうため明るい環境が必須になります。
夕暮れ時の写真などは確かにきれいなのですが、あまり暗くなりすぎてしまうと高速に移動する飛行機をカメラでとらえきれなくなってしまうためたくさん撮りたければ太陽が出ている明るい時間帯に行くことをお勧めします。
大型機を狙う
当たり前といえば当たり前ですが、大型機の迫力は通常のそれとは違います。
こちらは中型機と大型機を比較した写真になりますが、その大きさの差は歴然です。
大型機は画角を埋め尽くさんばかりの迫力ですね。
ちなみに、僕がとらえた右の写真の大型機は特徴から察するにBoeing 767なのではないかと思われます。
↓こんなものがありましたので同じ767を狙うのであればご参考に。。。
大型機がいつ来るかはフライトスケジュールを検索すればおおよそわかりますし、先述のボランティア?の人が次大型機が着陸するのはいついつです、を教えてくれるので、それを参考にするのもよいかもしれません。
広角レンズ、できれば超広角レンズで
広角レンズというのは広い範囲を一度にとらえることができるレンズのことです。
特に被写体が大きく迫っているようなシチュエーションでは迫力のある写真を撮ることができます。
飛行機の迫力を出したい今回のケースにぴったりですね。
レンズの「焦点距離」の値が小さいほど広角になり広い画角を写せます。
ミラーレス一眼や一眼カメラを持っている人は焦点距離が28mm以下のレンズを推奨します。
iphoneの方はそもそもが広角(焦点距離 28mm)なので問題ありません。ただし、超広角モードをお持ちの方はそちらの方が望ましいと思います。
飛行機はとにかく大きいので、全体を写そうと思うと最低限28㎜は必要になります。ちなみに、大型機を写そうと思うと、17mmの僕のレンズでも足りませんでした…。
おすすめの撮り方2選
最後に、僕のおすすめの撮り方を2つほどご紹介します。といっても、ここに赴いた人なら大体こういった写真を撮ることになるのかもしれませんが…笑
★①段差の下から
千里川土手は空港側と反対側があります。空港側において、中心の水道橋を空港側に進むと少し段差になっているポイントがあります。
ここを下に下り、そこから上を仰ぐようにしてとると、被写体の全身と飛行機の両方を入れることができます。
★②飛行機の真下から
こちらはオーソドックスに飛行機の真下から撮影します。
用水路の橋から少し北東側に移動するのがポイントです。
このあたりで被写体に真上を見上げてもらい、カメラマンは「このあたりに飛行機が来るだろう」という位置を見つけたら後はしゃがんで下からカメラを構えてスタンバイです。
運が良ければ飛行機が被写体の真上を通過していきます。
千里川の土手はどうしても本来ただの土手なので、草木やフェンス、水道橋が映り込んでしまいがちです。
そこでカメラを真上に向けることで背景を空だけにし、より被写体と飛行機がけが目立つ空間を作ることができます。
さいごに
ここまで伊丹空港でのポートレート写真の魅力と具体的な撮影方法について語ってきました。
偉そうに言っておきながら僕もまだ2回した行ったことありません。。。笑
ですが、初めて行く人が楽しく写真を撮るための参考になれば幸いです。
それでは今日はこの辺で。
現在技術系の職員として会社員勤務する傍ら趣味のカメラをもう少し発展させたいと思って奮闘中。
今日もカメラと生きちゃった。と思えるくらいカメラとの時間をどんどん増やしていきたいと思っています。
フォトスポット情報や商品レビュー情報、カメラの知識を通じて皆さんのお役に立てる情報を発信していきます。
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