初めに
皆さんこんにちは。
滋賀県民と京都府、大阪府民のやり取りでたまにあるという「琵琶湖の水、止めたろか!」
本当にそんな会話をしているところを見たことはありませんが、もし止めたらそれはそれで滋賀側も水没してしまうのではないかと思い、朝も眠れない筆者です。
さて、心配しても仕方がないことは置いておいて、本日も滋賀県の魅力をお伝えする回です。
滋賀には近江八景と呼ばれるものがあって、昔から多くの歌人や画家に愛されてきました。
その中の一つに「堅田の落雁」として有名な満月寺 浮御堂があります。
琵琶湖の浮かぶお堂は大変美しく、個人的には白髭神社と並んで2大琵琶湖リフレクションスポットだと思っております。
「うきみどう」と聞くと奈良のうきみどうを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、あちらは「浮見堂」です。今回ご紹介する「浮御堂」とは別物なのです。
今回はそんな浮御堂で撮影できる写真と簡単な基本情報、見どころをご紹介していきたいと思います。
満月寺 浮御堂の基本情報
それではさっそく基本情報から確認していきたいと思います。
概要
満月寺は比叡山の恵心僧都源信という方が建立したそうです。
湖上の安全と衆生済度(生きとし生けるものすべてが救われること)を願って建てられたようです。
建立から1000年近くたつ今も、再建こそ何度かされてはいるものの、昔の姿を今に伝えています。
琵琶湖の南部に位置し、ちょうど琵琶湖大橋の近くになります。
アクセス
車で行かれる方は専用の無料駐車場が結構あります。
私が見た限り満月寺のすぐ近くに6台程度と、離れたところにも同じくらいの駐車場がありますので、大混雑しない限りはよっぽど駐車場に困ることはないかと思います。
交通機関のアクセスも無理ではなさそうですが、車がよさそうですね…。
営業時間と料金
営業時間は朝8時から17時までです。
(満月寺、と言いつつ満月の時間に見れないのは少し残念ですね…。ボソッ)
拝観料は300円で、門をくぐった先にある受付で支払いを行います。
私の時は優しいおばあちゃんが対応してくれました。
満月寺 浮御堂で撮影できる写真
リフレクションっぽくなっている写真はNDフィルターを使って撮影しました。
昼間の明るい時間帯だったので、必須です。
湖面が凪いでいる日でしたらもっときれいに反射するのかもしれませんね…。
みどころ
次に、浮御堂の見どころをいくつかご紹介します。
浮御堂
まずは何といっても浮御堂ですが、こちらには1000体もの南無阿弥陀仏が飾られています。
最初の方にお伝えした通り、満月寺は琵琶湖上の安全と衆生済度を願って作られたお寺です。
南無阿弥陀仏像が多いほどご利益が多い、という考え方があるようですので、無数を意味する千体もの南無阿弥陀仏の力は絶大なのかもしれませんね…!
また、最近は子授かりのご利益もあるといわれており、夫婦らしき人も何人か見受けられました。
境内の松の木
満月寺の境内にはいたるところに松の木が映えています。
全部で20本ほどあるそうです。
いくつかの松は推定樹齢200年にもなるご長寿さんのようです…。
中でも、浮御堂へと続く橋の近くの松は添え木がたくさんされているあたりからもかなりのご長寿さんであることがうかがえます。
枝が橋のほうまで伸びていて、参拝者は松をくぐっていかないと通ることができません。
これだけたくさんの松を手入れするとなると大変でしょうし、お寺の管理者の方の努力が垣間見えますね。
浮御堂と松を絡めて撮影すると、迫力のある写真がたくさん撮れます。
日本の古い建築と松の相性は抜群ですね。
望遠で撮ってみた場合(左)と広角で撮ってみた場合(右)を比較してみました。
広角で撮ったほうが迫力はありますが、どうしてもゆがみが気になってしまいますね。
私は広角のゆがみはむしろ迫力を助長するものだととらえていて好きですが、ここは個人差があるかもしれません。
さいごに
今回は滋賀県にある浮御堂についてご紹介をしてきました。
琵琶湖に浮かぶお堂と松が大変美しい場所でした。
さいごに余談ですが、琵琶湖の水止めたろか!について少し小話を。。。
過去に本当に琵琶湖の水が止まったことがあるそうですが、止めたのは滋賀ではなく京都だったそう…笑
簡単にご説明すると、琵琶湖から京都まで続く用水路があるのですが、豪雨により水害を危惧した京都が水門を閉じたそうです。。。
結果滋賀県側は水があふれ滋賀県民が大激怒、、、
この時は「琵琶湖の水止めたろか!」ではなく「琵琶湖の水止めるな!」だったのですね…。
当事者からしたら死活問題ですが、現代のわれわれからすると少しコミカル。。。
関西同士仲よくしていただき他ところですね。
ちょっとした小話でした。
↓ご参考まで
それでは今日はこの辺で!
現在技術系の職員として会社員勤務する傍ら趣味のカメラをもう少し発展させたいと思って奮闘中。
今日もカメラと生きちゃった。と思えるくらいカメラとの時間をどんどん増やしていきたいと思っています。
フォトスポット情報や商品レビュー情報、カメラの知識を通じて皆さんのお役に立てる情報を発信していきます。
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