中古カメラにすごくお世話になった話

カメラ

はじめに

「カメラを始めたい。。。でも高い。」

これはもはや「今日も暑いっすね…」よりもたくさん言われてきたであろう言葉です。

…たぶん嘘です。

でもこんな悩みを抱えている人というのは本当に多いのではないでしょうか?

特に金銭的にまだ余裕のない大学生や高校生にありがちな悩みじゃないでしょうかね?

思い切って10万20万出せまっせ、という羽振りの良いあなたは今すぐブラウザバックしてもらって
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ところが多くの人がそんな予算も判断力もなかなか持ち合わせていないと思います。
何を隠そう、この私も同じ悩みを抱えた一人でした。

そこで僕がたどり着いた答えが中古品でした。まあ10にいたら7人くらいはたどり着く答えかとは思いますが…笑

カメラはそこまで簡単に値下がりするものではないと思いますが、それでも型落ちのものであれば破格の値段で買うことができます。

モールスタートでまずは性能が悪くても手の届くカメラを購入して、さらにカメラを楽しめるようであればもっとお金をかけよう、と決めたのでした。

今回は私がお世話になったNIKONのD7000というカメラとそれにつけていた交換レンズについて、使用体験記を書いていきたいと思います。
これを見た読者の皆さんが、中古でも楽しそうだな…、とワクワクしてくれて、カメラを始めるきっかけになればとてもうれしいです。

一つだけお断りしておくと、決してこのカメラやレンズをお勧めするわけではありません。
僕に合っていた、というだけですので是非ほかのカメラも検討してくだされば幸いです。

本日の目次は下記のとおりです。
僕が使ったカメラとレンズについて順番に遍歴をたどっていきます。

  • D7000を使ってみて
  • 初めてのレンズは単焦点レンズ
  • 汎用レンズの便利さに惚れる
  • F値通しの意味を知る

D7000を使ってみて

D7000というカメラはNIKONから2010年に発売されたAPS-Cサイズのセンサを搭載したカメラになります。

購入時には正直カメラのこともよくわかっていなかったので値段くらいしか見ておりませんでしたが、実際に使ってみてよかったと思うポイントが3つほどあります。

リーズナブルに手に入る交換レンズが多い

これはD7000がAPS-Cサイズであることに起因します。
NIKONのAPS-C対応のレンズはたくさんあり、しかも現在主流になりつつあるフルサイズのレンズに比べると圧倒的に安価です。

下記の表はあくまで参考になりますが、特に望遠レンズでの差額はすごいです。

もちろんスペックも比例するので安いことが正義だとは言いませんが、写真をはじめたばかりの人にとっては正直わかる差異でもないと思うので(僕はいまだによくわかりませんが)初めのうちはこの価格の差が大きなアドバンテージになるかと思います。

※ただし、価格の比較は下記のレンズで行った。2022年9月12日現在
単焦点
APS-C:NIKON AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G
フルサイズ:NIKON AF-S NIKKOR 50mm F1.8G
中望遠
APS-C:SIGMA 標準ズームレンズ17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
フルサイズ:TAMRON SP 24-70 F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032)
広角
APS-C:NIKON AF-S DX Zoom Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED
フルサイズ:Nikon AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED

バッテリーの持ちがよかったこと

D7000はミラーレス一眼でなく、一眼レフであるためバッテリーの持ちがよいです。ミラーレスはレンズに飛び込んだ光を画像に変換して撮影者の目に届けるため電力消費が多くなりますが、一眼レフは生の光を届けるためにそのような処理の必要がなく、バッテリーの持ちがよくなります。

現在ミラーレスを使っていると、1日でかければ夕方には電池が切れそう、となることがありますが、D7000を使用していた時は2日の旅行を充電せずに乗り切ることは余裕でした。

(もちろんバッテリーは新品を購入していますがね…。)

フラッシュが内蔵されていたこと

そして、もう一つはフラッシュが内蔵されていることです。ふとした瞬間にフラッシュをたきたいときがあります。夕方や夜の撮影は特にそうですね。
D7000は内蔵フラッシュがあるので、これも問題ありませんでした。

初めてのレンズは単焦点レンズ

さて、いよいよ交換レンズの話に入っていきたいと思います。

一番初めにカメラのボディと一緒に購入したのが


NIKON AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G

という単焦点レンズでした。

このレンズの決め手は何といってもボケでした。その決め手はF値が1.8であることです。
世の中に解説があふれているので当ブログでは超簡単に説明しますが、F値は低いければ低いほど背景をぼかすことができます

カメラを始めたきっかけというのがやっぱり友人の一眼で撮った写真の背景ボケが美しかったことだったので、僕も初めてのレンズはしっかりぼけてカメラだからこそ撮れる写真を、と決めておりました。

さらにこのレンズのもう一つの特徴は単焦点レンズであるということです。
単焦点レンズとはズームができないレンズです。


「え、なにそれ…。無能やん。」
と思ったあなた、生き急いでいます。ルパン3世もびっくりの生き急ぎっぷりです。

単焦点レンズはズームができない分、その焦点距離の専門家です。その焦点距離の写真ならズームレンズに負けないきれいな写真を撮らせてくれます。

このレンズもその一つ。御覧のようにパンダの写真やパンダの写真など、いろんな写真を撮ったことを覚えています。(全部パンダやないかい。)毎日キャッキャッしておりました。

汎用レンズの便利さに惚れる

単焦点レンズは楽しい一方で、弱点もあります。

そう、先ほど説明した通りズームができないのです。
決められた画角より広くとることもズームしてとることもできないため、写真に写りきらない、あるいは被写体が小さくなりすぎる、などの減少が多発します。

ついにしびれを切らした僕が購入したのがこちらの汎用レンズと呼ばれるものでした。

AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR


こちらはフルサイズ換算で27-210mmくらいまでの焦点距離を持つカメラです。
フルサイズ換算とは・・・?となった人はスルーで大丈夫です!

とにかく何が大切かというと、画角を広く映せる広角から、遠くのものを引き立たせてとる望遠まですべての画角をカバーしてくれているというのがこのレンズなのです。

これなら動物園のライオンの寝坊すけた顔をズームで撮ることもたやすいですし、
大自然の滝を広く収めた迫力のある写真を撮ることだって可能です!

綺麗な写真を撮れるのも大事だが、撮りたいものをすぐに理想の額縁で切り取れる、というのも大変大事な機能なのだと学びました。

楽しくて楽しくて、当時通っていた大学の通学時にも持っていき、路地裏の猫や田舎の風景をバシャバシャ撮っていました。

F値通しの意味を知る

最後の購入したレンズはこちらのレンズです。

SIGMA 標準ズームレンズ17-50mm F2.8 EX DC OS HSM

こちらは焦点距離がフルサイズ換算で約26mm~75mmのレンズです。

え?さっきのレンズのほうが望遠の幅が広くていいじゃん!と言いたいそこのあなた。
気持ちはわかりますが、大事な点を1つ見逃しております。

それはF値が2.8通しであること!

先ほど申し上げましたがF値が低いほど背景ボケをしやすいですが、もう1つメリットがあります。
それは、暗いところでも撮影をしやすくなることです。

先ほどご紹介した汎用レンズはF値が3.5~5.6であり、これは望遠側にするほどF値が大きくなり暗くなってしまいます。そのため、夕方以降、暗くて写真が取れない!という悔しい経験を何度もするようになり、こちらのレンズが欲しくなった次第です。

こちらのレンズは先述の通りF値が2.8で通し、すなわちズームしてもF値が変わらず2.8ということになり、明るいまま撮影ができるのです。

僕の主観ですが明るさはカメラにおいて命だと思っています。ですからズーム機能こそ弱くなったものの、このレンズをよく携帯していたことを覚えています。

さいごに

ここまで、僕が使用してきたレンズとカメラについて経験を交えながらその頭の中をご紹介してきました。
スモールスタートでも十分に楽しんでいることが伝わるかと思います。
そして、今、僕はフルサイズ機を使用しています。

APS-Cの良さ、悪さをD7000が教えてくれたからこそ、その恩恵が痛いほどよくわかります。
写真を撮りに行くたびに感動しています。

あえて苦労をしてください、などという気はさらさらありませんが、スモールスタートで中古機からカメラを始めたからこそ、昨日の意味を知りながらグレードアップしていく楽しみがあることを知っていた誰ば幸いです。

また、実際に中古機を買って始めてみようと思った方がいれば、そのロードマップの1つにでもしていただければと思います。

それでは今日はこの辺で。

おぱんだぱんださん

現在技術系の職員として会社員勤務する傍ら趣味のカメラをもう少し発展させたいと思って奮闘中。 今日もカメラと生きちゃった。と思えるくらいカメラとの時間をどんどん増やしていきたいと思っています。 フォトスポット情報や商品レビュー情報、カメラの知識を通じて皆さんのお役に立てる情報を発信していきます。 ↓↓↓Instagramで撮った写真上げています。

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今日もカメラと生きちゃった。

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